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子ども 教育

モンテッソーリ教育| 乳幼児期【敏感期】を表でわかりやすく解説!対処法も

2022年10月15日

モンテッソーリ教育では、0歳~24歳を6年ごとの4つの期間に分けています。

・第1段階:乳幼児期(0~6歳)
・第2段階:児童期(6~12歳)
・第3段階:思春期(12~18歳)
・第4段階:青年期(18~24歳)

まっさらで生まれた状態から多くを吸収する時期である第1段階の乳幼児期が特に重要とされ、
その時期を「モンテッソーリ教育」では「敏感期」とも呼んでいます。「知りたい」「学びたい」「身に付けたい」などの欲求が増える時期です。

今回は、その「敏感期」について詳しく解説していきます。

▼モンテッソーリ教育については下記の記事も併せてご覧ください。
【初心者向け】モンテッソーリ教育とは簡単に解説!メリットやデメリットも

 

それでは「モンテッソーリ教育| 乳幼児期【敏感期】を表でわかりやすく解説!」についてお伝えしていきます。

 

モンテッソーリ教育| 乳幼児期【敏感期】を表でわかりやすく解説!

モンテッソーリ教育|乳幼児期の敏感期とは?

モンテッソーリ教育では、0歳から6歳までの時期を乳幼児期とし、
さまざまなことに興味を示す時期を「敏感期」と呼んでいます。

敏感期の年齢別の表

 

敏感期の種類としては、
①言語②運動③感覚④秩序⑤小さいもの⑥礼儀作法⑦文化⑧数
の8つとされ、それぞれ時期が異なります。※個人差があります。

それぞれの時期を把握することは保護者にはとっても重要なことです。
子供の成長する力を伸ばすには、大人がその時期に合ったおもちゃや玩具を提供し、環境を整えてあげることが重要です。

それぞれの敏感期がどういったものか・おすすめのおもちゃも詳しく見ていきましょう。

 

①言語の敏感期(胎児7ヶ月~5歳半)

言語に興味を示す時期です。生まれる前の胎児の時期から、音や声に敏感になります。
周囲の人の話を聞き、言葉を習得することで、自身でも話はじめるほか、文字を読むことや書くことができるようになります。

<おすすめのおもちゃや遊び>かるた遊び・文字なぞり など





 

②運動の敏感期(0~6歳)

体の存在に気付き、自分の体が思い通りに動かせることがうれしい時期。
立つ・座る・運ぶなど日常の基本的な動作を身に着け、手先の細かい動きもできるようになります。

<おすすめのおもちゃや遊び>おままごと・平均台 など




 

 

③感覚の敏感期(0~6歳)

五感を働かせる時期です。
見る(視覚)・聞く(聴覚)・触れる(触覚)・嗅ぐ(嗅覚)・味わう(味覚)が敏感になります。
またそれらの情報を整理して学んでいきます。

<おすすめのおもちゃや遊び>楽器・積み木・階段状のおもちゃ など





④秩序の敏感期(6ヶ月~6歳)

場所、順序、所有物、習慣、約束などへのこだわりが出てくる時期です。
整理整頓の習慣や生活の習慣が身に付く時期でもあります。

<おすすめの整備>シールなどを活用した整理整頓、子ども 用棚の設置 など





 

 

⑤小さいものへの敏感期(7ヶ月から3歳)

小さい物に興味やこだわりがみられる時期です。
小さなものを見つける・つまんで手ってみる・つまんだものを見せにくるなどの遊びを行うようになります。

<おすすめのおもちゃや遊び>積み木・パズル・手を使う知育玩具 など





 

 

⑥礼儀作法の敏感期(3~6歳)

周囲の大人を見て、あいさつや身だしなみなどの礼儀やマナーにあることに気付きます。
人間関係に興味をもつ時期でもあります。

<おすすめのおもちゃや遊び>ごっこ遊び など







 

 

⑦文化の敏感期(4歳~)

周囲の世界への関心が生まれる時期です。
植物や動物のほか様々な分野の知識への好奇心が高まります。

<おすすめのおもちゃや遊び>各種図鑑、塗り絵、模型 など





⑧数の敏感期(4歳~)

数に興味をもつ時期です。
なんでも数えたり、日付や時間など数や量だけでなくその規則性も身に付けます。

<おすすめのおもちゃや遊び>おはじき、数字が書かれたおもちゃ・時計のおもちゃ など





 

モンテッソーリ教育| 乳幼児期【敏感期】の対処法

敏感期への向き合い方

保護者が敏感期を理解する

保護者が子供の「敏感期」について理解し、適切な環境を整えてあげることが必要です。
「敏感期」を予め知っておけば、イライラや叱ることが防止でき、保護者はそれを見守ることができます。

 

保護者が敏感期に気を付けること3つ

①繰り返し行うことや何度もするイタズラに注視する

子供の「敏感期」を兆しを見つけるには保護者が子供を注意深く観察する必要があります。
反復して行うことや何度もしてしまうイタズラに注視しましょう。
ついつい怒りたくなってしまうイタズラもありますが、イタズラには注意をしつつ、代替え案を提示してあげましょう。
下記で例を挙げていきます。

例1:水をまきちらす<感覚と運動の敏感期>

洗面所の蛇口に手を押し当て、シャワーのようにまき散らすイタズラ。
これは、流れる水や手によって変化する水流を楽しんでいます。

<代替え案>
「お水で床を濡らすのはいけないよ。お風呂でやろう」と、入浴時にお風呂の蛇口で遊ばせてみましょう。

 

例2:食べ物を床に落とす<運動の敏感期>

食べていたものをテーブルの下に落とすイタズラ。
これは、今までテーブルにあったものが、手で落とすことで見えなくなってしまうことを楽しんでいます。

<代替え案>
「食べ物を落とすのはやめようね」と声かけをしましょう。
ものを落として遊ぶおもちゃを提供してあげましょう。夢中になって遊びます。


例3:絵本をやぶく<運動の敏感期>

絵本や雑誌を破いてしまった。
これは、「破る」という動きに興味をもち、その動きを習得するために行うものです。

<代替え案>
「絵本は破くのはやめようね」と声かけをしましょう。
新聞紙やいらない紙などを用意して好きなだけ破く練習をさせてあげましょう。

例4:スリッパを全部出して並べる<秩序の敏感期>

しまってあるスリッパを出しては並べることを繰り返す。
「同じ」ものに着目し、規則や順番を理解しようとしています。

<代替え案>
同じものや同じ色を並べることを繰り返すのであれば、積み木やブロックのおもちゃを準備しましょう。


 

子供の行動を見れば、どのような「敏感期」を迎えているかがわかります。
保護者にとっても子供にイライラしたり、むやみに叱ったりすることが少なくなり、成長を見守ることができます。

 

②「敏感期」に合わせた環境を整える

敏感期に合わせて、子供が興味を持ちそうなおもちゃや玩具を用意するなどして環境を整えてあげることが重要です。
子供が選んだものに対し、遊び方や使い方を教えてあげましょう。

おもちゃや玩具の遊び方の提示方法にも注意点があります。詳細は下記の記事で紹介しています。

>>準備中

③大人はサポートに徹する

モンテッソーリ教育では、大人が直接働きかけるのは下記の3つだけです。

①子供に危険が迫っているとき
②相手にケガを負わせそうなとき
③ものを壊そうとしたとき

「自己教育力」のある子供に対して過度な関りや、教え込みは必要ありません。
子供を注意深く観察することは重要ですが、子供ができるようになっていることにはすべて子供に任せるのが基本。
子供が欲しているものは、「自分でやること」です。どうしてもできないときには最低限のお手伝いをしてあげましょう。

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