メルカリでの取引をスムーズに進めるために、多くのユーザーが「マイルール」や「独自ルール」を設定しています。
これらのルールは、公式なメルカリの規約とは異なり、各ユーザーが自身の希望や方針を反映したものです。
今回は、メルカリのマイルールについて詳しく解説し、その適用や注意点について解説していきます。
メルカリのマイ(独自)ルールとは?
メルカリの「マイ(独自)ルール」は、ユーザーが自分の取引方針や希望を他の利用者に伝えるために設定する個人的なルールです。
これらのルールは公式のメルカリ規約とは異なり、ユーザーが独自に設けたものですが、実際の取引において使われることが一般的です。
メルカリのマイ(独自)ルールの例
マイルールや独自ルールは、出品者や購入者の都合や意図に基づいて設定されるため、その内容は多岐にわたります。以下に代表的なものを挙げます。
1. 購入手続きに関するルール
- 即購入OK
誰でも自由に購入できるというルールで、コメントや事前の連絡なしでの購入を許可しています。 - 購入前にコメント必須
購入前にコメントで商品の状態や詳細を確認することを求めるルール。公式ルールでは購入前のコメントは義務ではないため、守られないこともあります。 - 専用出品しません
特定のユーザーに商品を取り置きしないというルールです。メルカリでは「専用」と呼ばれる、特定の人だけが購入できるようにする習慣がありますが、これを行わないという意思表示です。 - プロフィール必読
プロフィールページを呼んだうえで購入してくださいという意味です。
2. 値下げ交渉に関するルール
- 値下げ不可
価格を固定していて、値引き交渉には応じないという方針。 - まとめ買い割引有り
複数の商品を一度に購入する場合、割引を提供するというルール。 - フォロー割・いいね割
フォローやいいねをしてくれた人に割引をするという方針。
3. 発送や梱包に関するルール
- 簡易包装で発送
商品を最低限の梱包で発送することを宣言するルールです。これにより、梱包材の節約や、環境に配慮した発送を行います。 - 発送は○日以内
いつまでに発送できるかを明示することで、購入者に安心感を与えるためのルール。
4. 取引に関するルール
- 悪い評価が多い方との取引はお断り
過去に悪い評価が多いユーザーとの取引を拒否する意図で記載されます。 - 返品・返金不可
商品に問題がない限り、返品や返金には応じないという意思を示します。 - ノークレーム
クレームを受け付けないということ。
メルカリのマイ(独自)ルールは規約違反になる?
一部のマイルールについては、迷惑・禁止行為となり、警告の処置がとられます。
警告を複数回されると利用制限または無期限の利用制限に発展する場合があります(以下)。
- 返品不可
- ノークレーム (NC)
- ノーリターン (NR)
- ノーキャンセル (NC)
- 3N (略語)
- その他、商品に問題があっても返品に応じないことを記載しているもの
- コメント必須などを理由に取引拒否すること
- 低評価、性別、国籍、初心者などを理由に取引拒否すること
- 独自のルールにより取引を放棄したりキャンセルを強要すること
メルカリのマイ(独自)ルールを無視しても大丈夫?
メルカリのマイ(独自)ルールを無視しても大丈夫なのでしょうか。
強制力はない
マイルールや独自ルールはあくまでユーザーの希望や方針であり、公式のメルカリルールではないため、他のユーザーがこれに従わない場合でも、メルカリ側が介入することはありません。たとえば、「購入前にコメント必須」と記載していても、コメントをせずに購入された場合、それをキャンセルする正当な理由にはなりません。
メルカリの公式規約に優先されない
たとえば、マイルールで「返品不可」としても、商品に不備や説明と異なる部分があれば、メルカリの規約に基づいて返品や返金を求めることができます。
トラブルを回避するための工夫
多くのマイルールは、取引のトラブルを未然に防ぐために設定されています。出品者は事前に自分の方針を明確に伝えることで、誤解や不満を避けたいという目的があります。
メルカリの規約上、無視しても大丈夫ですが、評価を下げられたり、取引をキャンセルしたりされる場合があります。
こういった行為はもちろんNGなのですが、いちいちメルカリが介入してくれるかといいったら難しいので、できるだけ出品者のルールに従うことが安全に取引を完了させるコツでもあります。
ただし、返品・返金不可・ノークレームノーリターン等は明らかな規約違反です。
トラブルが起きたら、泣き寝入りせずに、事務局に対応を求めましょう。
メルカリへの問い合わせ方法は下記の記事をご覧ください。
▶メルカリ事務局の問い合わせ電話番号はある?急ぎで問い合わせしたい場合
まとめ
メルカリで多くのユーザーが設定する「マイルール」や「独自ルール」は、取引をスムーズに進めるための工夫として役立つことが多い一方で、公式規約に反するものや強制力がない点に注意が必要です。
特に「返品不可」や「ノークレーム」など、規約違反となる内容には気を付けるべきです。
取引トラブルを避けるためには、出品者や購入者が互いにルールを尊重しつつ、必要に応じてメルカリのサポートを利用することが重要です。